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国会衆議院 文部科学委員会 を 傍聴 [市民の会~東京本部日記]

5月8日午前
世話人 塩野谷富彦(ろう者・会社員)
事務局 吉田伸一(ろう者・会社員)
発起人 南 瑠霞(手話通訳士・コーディネーター)
と、通訳者2人で、
国会 文部科学委員会に傍聴に行ってきました。

先日「著作権法の一部を改正する法律案」が出され、
それについて、委員会で、質疑応答が行われたものです。

*聞こえない人は、字幕がなければ映像が楽しめない*

にもかかわらず、著作権があって、それを自由に字幕化できない!!
だから! 特に邦画(日本映画やDVD)は、
聞こえない人は、見てもセリフが分からない!!!
よって、楽しむ以前に、ストーリーも理解できない!

そこを、聴覚障害者向けの字幕・手話通訳について、
著作権の許諾なしに、
つけることができるようにしようという法案です。

今後は、NPO法人などにも、こうした字幕付け、
(また、目の悪い人向けの音声ガイド付け)作業の、
認可がおり、
聞こえない人も、今までより、
字幕付きで楽しめる作品が増えそうです。

ただ、これは、映画制作関係者の義務としてではなく、
「つけたい、必要だと思う人が、字幕付けがしやすくなる」
という法律になる見込みで、
この辺まだまだ、私たちも、
さまざまな行く末を見守らなければなりません。

今日は、
実際、傍聴席に、聞こえない人が座り、
審議の様子が、手話通訳を通して、伝えられた姿を、
委員会に参加した、多くの議員の方にも見ていただきました。
内容もさることながら、
「聞こえない人が、この問題をとても注目しているんだよ。」
という姿自体を、
いろんな方に見ていただけたことも、
とても大事だったと思っています。

皆さんも、ぜひ、今後の法案の行方を見守ってください。
早ければ、今期通常国会で、採決され、
2010年度から、施行される可能性があります。

高井美穂議員ミニ.jpg
今日質問に立った 民主党 高井美穂議員

通訳を受け傍聴ミニ.jpg
傍聴席で、通訳者を介し、
質問を受けた、文部科学大臣や、
文化庁次長などの、回答を聞きました。
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